My Dog's Kitchen

手作り犬ごはんの記録

愛犬とのはじまり

2002年生まれの愛犬Lennyは、生後二ヶ月で我が子になってすぐ、低血糖で倒れました。

 
その原因は、私です。
 

 

犬を飼うのをとても楽しみにしていた私は、お迎えする前からドッグフードのリサーチや、しつけ本を読みあさり、かなり頭でっかちになっていました。
 
お迎えしてからは、しつけ本通りに「置き餌はしない」「毎日同じ時間に与える」「食べなかったらお皿を下げ、与えられるうちに食べないと、食にありつけないことを覚えさせる」という事を実践しました。
 
フードも選びぬいたオーガニック素材の、油っ気のない素朴なもの。いかにも美味しくなさそうだけど、身体には良さそう・・・みたいな。
 
それを続けること、数日。Lennyは倒れました。
 
訳がわからず、泣きながら動物病院に走り、そこでの診断が「低血糖」でした。
 
良かれと思ってやっていた事だっただけに、自信も喪失して「自分には犬を飼う資格がないのでは・・・」と思ったほど。
 
獣医の治療(点滴)や介抱のおかげで、翌日には元気に起き上がり、あの時の安堵感は今でも忘れられません。
 
獣医から、「しばらくはこれを食べさせて」と渡されたフードは、ネットでは散々な評価だったもののサンプル。でも、そんなことを言っていられない!食べてさえくれれば・・・。
 
あと「ポカリスエットを、水に薄めて飲ませて」と。
 
・・・は?!ポカリ?!犬に人間の飲み物?!しつけ本には「人間の飲み物や食べ物は絶対に与えないように」と書いてあったのに・・・
 
フードはいいにせよ、ポカリにはまだ抵抗があったけど、帰宅し、与えた時のあの食いつきと飲みっぷりには本当に驚かされました。
 
Lennyはみるみるうちに元気を取り戻し、危うく私に殺されかけたのに、そんな私の膝にチョコンと座り、懐いてくれる。
 
この、小さな小さな命を、全力で守ろう。もう二度とあんな思いはさせない。
 
そこから、周囲が異常と思うほどの「溺愛」が始まったのです。
 
katie☆