My Dog's Kitchen

手作り犬ごはんの記録

手作り食をはじめたきっかけ

私はネットを通して、手作り食仲間とめぐりあう事ができました。


その方達の「手作り」をはじめたきっかけは、病院に行くほどではないレベルのちょっとした疾患から、もうこれ以上治療法はないと言われるレベルまで、

一言で言えば「愛犬の状態が悪かったから」ということ。

うちも、そうでした。

 


愛犬Lennyの5歳の誕生日が過ぎて数ヶ月後、Lennyの口元に、プクッとしたシコリのようなものが出来ました。

位置で言えば下唇の中心から、やや右あたり。

 

はじめはニキビのようなもので、数日で治るだろうと思ったけど、小さくなるどころか、どんどん大きくなっていきました。

 

その頃、すでにLennyと共に、日本からアメリカに引越して2年ほど。

 

悪性の腫瘍だったら・・・と嫌な想像だけが広がり、評判のいい動物病院にかかることに。

 

そこでの診断結果は「良性」。特に問題なし。

出す薬も、手術も、何も必要ない、と。

治るか治らないかは、犬次第。

 

・・・そんなので、納得出来るわけもなく、セカンドオピニオン。

 

しかし、言われたことは同じでした。

 

たしかにLennyは邪魔そうにも、痒そうにもしてないし、自分の口元に出来た腫瘍に気付いてないかのような感じすらする。

 

日本より獣医学がすすんでそうなアメリカでそう言われるのなら、そうなのかなぁ。。。と思ったり。

 

悪いところ=薬で治す

 

というイメージが出来上がってる私は、せめて塗り薬とかでもないかと

聞いても、「ない」と。

 

しかたなく、数ヶ月様子を見るが、腫瘍はますます大きくなるばかり。

 

もう一度、違う先生に診てもらいに病院へ。

 

「ここまで大きくなると、全身麻酔で取るしかない」と・・・

 

これは他の獣医も言っていたけど、「全身麻酔のリスクを背負うほどの大きな疾患ではないけどね」と付け加えるのです。

 

そして、こうとも言われました。

 

「彼の顔に何かが出来たって、彼が彼であることに変わりはないでしょ?」

 

と。・・・いかにもアメリカ的、とも言うべきでしょうか。。。

 

姿、形が変わろうとも、愛する息子Lennyには変わりはない。

 

・・・でも、でも、、、、、、

 

落ち込む私に、夫が一言。

 

「やっぱり、食べ物がいけないんじゃないかなぁ。」と。

 

そこで、ハッっと目が覚めたような思いにかられました。

手術という選択肢は却下し、「手作り食」を徹底的に調べ始めたのです。

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これが、口元に腫瘍ができて2ヶ月目ぐらいの写真。

下唇の一部がプックリと膨れているのがよく分かりますよね。ピーク時は、もう一回り大きかったです。

目の下も若干、涙ヤケしています。

 

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これが、手作り食開始の半年後の写真。
 
もう、どこにあったのかもわからなくなるほど、風船がしぼむように消えました。
手作り開始後3ヶ月ぐらいは、小さくなるどころか、大きくなって、何度もくじけそうになりましたが、諦めなくてよかった。。。
 
涙ヤケもなくなってますね。
 
それだけじゃありません。
 
市販フード時代には定期的に起こしていた膝蓋骨脱臼を、全くしなくなったのです。
 
あの頃、全身麻酔を選び、小さな身体への負担、他、いろいろなことを思うと、「正しい選択だった」と、つくづく思うのです。
 
katie☆