My Dog's Kitchen

手作り犬ごはんの記録

歯について

手作り食にしていると、よく、

「柔らかいものばかりで歯石が付きやすくない?」とか

「硬い物が噛めなくならない?」とか聞かれることがあります。

 

まず、歯石についてですが・・・

 

 

以前、ドッグフードのCMで、硬いドッグフードを噛んだ瞬間に歯についた歯垢も一緒にそぎ落とされるようなシーンを見たことがあります。

それを見ると、いかにもツルツルの歯をキープ出来るようかに思えるけど、実際にそうでしょうか。

Lennyがドッグフードだけ食べていた5年半、「おかげで歯石が付きにくいわ~」と思ったことは一度もなかったと思います。

 

私はLennyが子犬のときから、3週~4週ぐらいの間に、歯をまじまじとチェックをして、歯石が付いたら先端がフックのような形のスケイラーで軽くそぎ落とすようにしてるのだけど、10歳の今まで、歯石のつく割合的には、正直、あまり変わらないかな。

 

ただ、ここ1年ぐらいから、むしろ歯石がつきやすくなったなと思うんです。たぶんこれは加齢による免疫力の低下からくるなのかなぁと思ったりしてます。チェックだけマメにして、以前と同じ状態をキープするようにしてます。

 

でも、手作り食にしてから良くなった事があります。口臭と、歯茎の色です。

あと、手をペロペロと舐められても、ヌルヌルしません。

 

 

次に硬い物の件ですが・・・

 

そもそも、犬に硬いものを食べさせる必要があるのかどうか、私にはよくわかりません。「噛ませる」のではなく「食べさせる」の意味でです。

 

人間は柔らかいものばかり食べると歯はもちろん体調にも影響してくると思うのですが、たとえば人間がスルメを咀嚼して食べるような感覚で、犬は(味わう為に)食べることを楽しんでるようには思えないのです。

 

食べきれる大きさになったら、飲む。

 

そんな感じしませんか。だから、よかれと思って与えた市販の骨やアキレスを塊のまま飲み込んじゃって、腸に詰まるってケースがあるようです。

 

でもLennyもそれらの硬いトリーツは好きですよ。無心に噛むことによってのストレス解消や、私や夫が片方持って、片方をLennyが噛んで引っ張り合ったり、噛みやすい高さにしてあげたりなど、スキンシップの一環としてたまに与えています。顎の筋肉の強化や、奥歯の歯垢取りにも一役かってくてます。あくまでも、食べさせる目的ではなく、噛ませる目的です。

 

あと、これはイメージですが、硬い物や乾いた物を食べた後って口の中や喉がモソモソして、何か飲んで流し込みたい時ってありますよね。そういう感覚って犬によってある子とない子がいるようで、Lennyはどちらかというと、ないんです。

 

そういう子は、歯に長い間カスが溜まるわけですから、口内環境が悪くなりますよね。だからこそ、Lennyには一般のドッグフードよりも水分量がはるかに多い手作り食の方が、歯のためにもいいんじゃないかなと思うんです。

 

katie☆