「人間の食べ物をあげてはいけない」の意味

手作り食をしていると、「人間の食べ物あげて大丈夫？」「ドッグフード以外あげちゃダメって聞いたけど」と言われます。

ほとんどの犬オーナーの方が、そう思っているといっても過言ではないと思う。

そこで考えるのは「人間の食べ物をあげてはいけない」と言い出した人の本来の意味って、正しくは何だったんだろうって。

獣医が言い出したのか？それともドッグフードメーカーがフードを売り出すために言い出したのか？わかりませんが、とにかく私はこの言葉の意味には２通りの受け止め方があると思うんです。

「人間の口にするものはすべて与えてはダメ（＝ドッグフードのみ）」と、

「人間用に味付け、または加工されたものはあげてはダメ」です。

かつての私も含め、たいていの方たちは前者の意味で受け止めてると思います。

でも、たとえばフードを選ぶとき、「新鮮な肉とオーガニック野菜を使用したもの」「人用に飼育された健全な肉を使用し～」「添加物・着色料・香料・保存料一切入っていません」・・・などと表記されてると「これいいな」って思って買い、与えますよね。

・・・ってことは、人間の食べ物与えてるってことです。

「手作り食」は、それらに使用している素材をツブツブのドッグフードに加工する前の段階で与えてるだけなんです。そう思うと、なんら特別なものを与えているわけではありません。

私は「人間の食べものをあげてはいけない」の意味は、後者の方だと考えてます。元々は後者の意味だったのに、伝わるにつれ変化し、前者の意味にすり替わったと思いたい。

katie☆

注）もちろん、ネギ類など、人間のものでもあげてはいけないものがあることや、逆に、生肉など一般的に人間が口にしないものを犬は食べれることも承知の上で記載しています。